昨日(2022年11月20日),Kindle6冊目「知的生活のつくり方」をリリースしました。
僕にとって6冊目のKindle本になります。
この本は、実は4冊目の本「知的生活のつくり方~目からうろこのジタバタ読書術」の再出版となります。
再出版とは、販売されている本を一読取り下げて、新しい本として出し直すことです。
なぜ再出版にしたのかというと、僕はこの本で失敗したと思っているからです。
ちょっと書き直すくらいの改訂ではすまない大改訂になったので再出版としたのです。
今回の6冊目は、その失敗点を改善し、改訂したものです。
では、どんな失敗をしたのか、気になるでしょう?
今日はまず、僕が前の本でどんな失敗をしたのかをお伝えしたいと思います。
Kindle本としては分量が多すぎた
元の本は7万字を超えていたんです。
紙の本にしてもいいくらいの分量です。
何日もかけて読まねばならない文量になっていました。
これでは読むのをやめたあと、続きを読んでもらいにくいです。
確かに,レポートを見ると,最後まで読まれてないことがわかりました。
読み始められたことはページ数が増えたことでわかるのですが,ある程度まで行くとそのページ数が増えなくなります。
読むのをやめたということです。
- つまみ食い的な読み方をして,あとはもういいやと思って読むのをやめたのか
- 読んでたけど、いつまでも終わらないのでやめたのか
- 単純に面白くないからやめたのか
それはわかりませんが、おそらくそのどれもだと思います。
僕は,Kindle本を,「電子書籍」を書くという意識ではなく「本を書く」という意識で書いていたので,10万字は必要だと思っていたんです。
しかし,それは間違いでした。
無名の人間の電子書籍では,よほどおもしろい本でない限り,分量が多すぎると最後まで読んでもらえないということがよくわかりました。
寄せ集め感を与えてしまった
元の本は,noteの記事を寄せ集めたものです。
寄せ集めたというと語弊がありますので言い訳をすると,集めて順番を入れ替え,グループ化して章や節をつけて構成を作る,という本づくりの大切なことはちゃんとしたつもりです。
ところが,それぞれの記事が独立したものなので,「寄せ集め」と言ってもまちがってはいないんですよね。
確かに寄せ集めではありました。
ですから,どこを読んでもどこから読んでも完結するようになっていたんです。
つまり,つまみ食いできる本になっていたわけです。
これでは,最後まで読んでもらいにくいですね。
読者は,気に入った部分だけいくつか読んですぐに飽き,他の本に移ってしまったのではないかと思います。
寄せ集め感満載の本でした。
これらの結果,僕はこの本に自信を失ってしまいました。
そして、その本を並べたままにしておくことがとても恥ずかしくなり、まったく宣伝をしなくなったのでした。
今回はここまでです。
次回は,この大失敗をどのようにリベンジして再出版にしたのかをお話します。
それではまた!