月曜日の定期配信では、「50歳からの情報発信」の話をしています。
前回までは、信頼構築のための情報発信は蓄積型のメディアで発信するといいというお話でした。
マイクで収録してstand.fmとPodcastでも配信しました。
その音声ファイルを利用して、YouTubeでも配信したところです。
これまでの内容を通して読まれたい方は、バックナンバーをこちらにおいていますので、お読みください。
今日は、
「情報発信をしたらいいことはわかったけど、一体何を発信したらいいのかな?」
というご質問にお答えしますね。
「自分には発信できる情報なんてない」
何かを発信するときに困るのが
「自分には発信できる情報なんてない」
と思うことですよね。
それに対する答えは、
「自分の成長を発信する」です。
なにかに挑戦して少しずつできるようになっていく自分の成長を発信するんです。
僕の経験からお話しますね。
メルマガの発信内容からの経験
1つ目はメルマガでの発信内容のことです。
僕は、2017年にこのメルマガの前身である「知的迷走通信」を始めました。
何かの目的があったわけでもないし
何を配信するかを決めていたわけでもありません。
ただ、「情報発信したいからメルマガ始めよう」と思っただけで始めたんです。
「メルマガ、やーろうっと」みたいなとても軽い気持ちで始めました。
(おかげで今の僕があるんです)
始めたのはいいですが、何も決めてないので、
読んだ本のことだったり
ライフハックだったり
教師だったので教育論を話したり
もうめちゃくちゃです。
ごちゃまぜブログみたいです。
ところが、おもしろいと思ってくれたのでしょうか、じわじわと読者が増えてきました。
あるときKindle本の進捗状況をはじめたんです。
2021年9月出版の「50歳からのブログ運営戦略」。
6月頃、これの執筆を始めようと思いいたって
どうせならその進捗状況をメルマガに書こうと思ったんです。
毎週金曜朝7時が僕のメルマガ「知的迷走通信」の配信日でしたので1週間に一度、Kindle本の執筆状況をリアルにつたえていきました。
うまくいかないとか
詰まっているとか
もう、完全に詰まったのでゼロから書き直し始めたとか。
こうしたナマの成長記録がよかったのでしょう。
本を書き終えた時、誤字脱字を確認していただくモニターさんを募集したんです。
すると、10名以上もの方が手を上げてくれたのです。
そして、丁寧に誤字脱字を見てくれ、僕が全く気づかなかった誤字や文章のねじれなどを指摘してくれました。
出版後は、こぞって無料キャンペーンにのっかってくれて、評価やレビューをしてくれました。
おかげで、初めてランキング1位をとることができたのです。
その方々が中心になって出版した本を押し上げてくれたんですね。
初動がとてもよかったためか、この本はその後も売上をキープしてくれています。
2年半たった今、有料売り上げランキングのある部門で8位にあるんです。
何万冊もある中での8位ですよ。
それも有料本でです。
二桁に入ることさえ難しいんです。
これだけの成果を得られたのは、読者の方の押し上げがあったからこそです。
そして、読者をその気にさせたのは、僕のメルマガの「Kindle出版の成長記録」だったわけです。
YouTubeチャンネルからの経験
2つ目は僕のYouTubeチャンネルのことです。
僕のYouTubeチャンネル「シニアアップデート」は現在登録者が1220名を超えています。
しかし、2013年に解説してから6年間、登録者は二人しかいませんでした。(一人は僕です)
それでも2020年の5月頃までには12人くらいにはなっていました。
7年間で12人です。
ところが、その頃から書評動画を始めました。
本を読んでわかったことを動画にして投稿したんです。
驚いたことに、登録者が増え始めました。
そして、翌年2021年2月にはなんと94人にまでふえました。
そうして、さらなる大飛躍が訪れます。
2021年1月ごろNotionに出会い、
あまりにおもしろいので、2月頃から
「こんなことがわかった」
「こんなことができるようになった」
という学びを発信し始めたんです。
するとあれよあれよと登録者が増え、
なんと、一ヶ月で345人にまで増えました。
それから3年 現在は1220人になっています。
たった12人のチャンネルが
学びと成長の動画をあげはじめた途端登録者がふえていったんです。
挑戦の記録には応援したくなる
だれかが、なにかに挑戦していく記録というのは応援したくなるものです。
今まさに同じように成長している人の共感を得るのか
これから始めようとしている人が、自分を私に写してみて勇気が湧いてくるからなのか
過去の自分を私に写してみて励ましたいと思ってくれるからなのか
そのどれでもあると思うのですが、
確実に読者を喜ばせ、その行動に影響を与える配信になるのです。
これからの情報発信において、
「自分には発信できる情報なんてない」ということは「ない」
ということがおわかりいただけたでしょうか。
このメルマガ「シニアアップデート」を読んでくださっている[差込:読者の名前(姓 名)]さんに、何かを学んだりしていないということはないでしょうから。
なにかに挑戦し、学び始めたらその進捗状況を発信してください。
それでもこれから学んだり成長したりすることがないなら、極めつけの手をご紹介します。
きわめつけの方法
それは、
「ゼロから情報発信をしていく様子を発信すること」
です。
何を発信していいかわかりません、というところから始めるんです。
メルマガでも、ブログでも、Podcastのような音声配信でもなんでもいいです。
こんなことを学んだからやってみた、とか
つんだ!もうどうしていいかわからん、とか
このことを配信したら、読者が増えて嬉しい、とか
お返事もらえた、やった!とか
そんなことです。
これらの発信が、読者に
「この人、がんばってるな。だんだん成長しているな。背中おされた。自分もやってみようかな。」
と行動を呼び起こしていくことになるんです。
読んでくれる人に影響をあたえることができるんですよね。
すると、その人は、もやはあなたのファンです。
ファンがたった一人でもできさえすれば、その情報発信は大成功。
数年後のあなたは、いつのまにか見事にアップデートされているはずです。
ぜひ、学びや成長の実況中継を発信してください。
プラットフォームは何でもいいですが
前回お話した蓄積型媒体で発信してくださいね。
Xは蓄積されにくいので、告知用に使ってください。
Xが読者の入口になりますので、
次回は、「50歳からの情報発信としての『昔語り』」についてお話します。
それではまた