一つテーマでいくつもの記事を書くことの良さを二つの記事で説明しました。
こうして書かれた記事は、それをまとめる記事を書くことで、最適化された記事の読み方をユーザーに提供することができます。
カテゴリーとまとめ記事の違い
カテゴリーとまとめページの違い
記事を書くとき、私たちはそれを何らかのカテゴリーに入れます。
例えば、この記事は「初心者」というカテゴリーに分類しています。
サイドバーから見たいものを見つけてクリックすると、そこには「初心者」というカテゴリーに分類された記事だけがずらっと表示されます。
それがカテゴリーページです。
まさにデータベースですね。
自動的にフィルターをかけて表示してくれる。
いちいちそんなページを手動で作らなくてもWordPressが自動で作ってくれる。
すごく便利です。
それに対して、まとめページは手動でリンク集を作るものです。
一つ一つの記事のタイトルとリンクをコピーして、ちまちまと貼ってページを作ります。
結構な手間がかかります。
自動的に作ってくれるカテゴリーページがあるのに、なぜわざわざ手動でまとめページを作らなければならないのでしょうか。
カテゴリーページとまとめページのメリットとデメリット
メリット デメリット
カテゴリーページは自動的に作られるのでとても便利だというメリットがあります。
しかし、自動的に作られるということは、逆に言えば自分のコントロール下にない、ということでもあります。
例えば、順番を変えたり、グループ化したりといったことができないのです。
自動的に作られることにはデメリットもあるのです。
逆に、手動で作るまとめページは手間がかかりますが、表示したい順番も、グループ化することも自分で自由にできます。
順不同で書かれた記事がある程度の形になってきた時、読み手に順番を指定して、読み進めるステップを明示してあげることで、ユーザビリティが増します。
カテゴリーでは、読み手は誰から呼んでいいかわからず、つまみ食いのように読んでいくだけで、そのうち離脱してしまいます。
しかし、順番を指定してあげると、一つ一つ読んでいくことができるので、全てを読んでくれる可能性が増えます。
また、グループ化しておくことで、とても読みやすくなります。
30個もの記事がある私のこのカテゴリーをご覧ください。
これがずらずらと3示されます。
このカテゴリーの記事には、基本事項や事例、方法など、カテゴリ内でさらにカテゴリーが分かれるものがあります。
それを、上のカテゴリーページのうにずらっと表示されるよりもグループ化してあげるほうが読みやすい環境を提供することができます。
まとめページの例
下の図は、グループ化、並べ替えをしながら作ったまとめページです。
「基本の四つのコレクション」「デイリーログの書き方、使い方」などのグルーピングを行い、その下に適切な順番で記事へのリンクをはっています。
これで、ユーザーはまず関心のあるグループを選び、そこから指定された順番で読んでいくことができますね。
順番の並び替え、グループ化と言ったことは、手動でやるからこそ最適化できるわけです。
これがまとめページを作ることのメリットです。
まとめページの例2
以下は、私の「知的生活ネットワーク」での「書評」について書いた記事のまとめページの例です。
書評記事をまとめたものですから、それぞれが独立しており、並べ替えはさほど必要はありません。
ここで必要なのはグループ化だということがよくお分かりになると思います。
本のジャンルでまとめてグループ化することで、読者は自分の興味のあるジャンルの書評記事だけを読む方ができます。
記事を書いた後それをまとめるという例を示してきました。
逆に、先にまとめを考えておき、その構成に従って個々の記事を書くという計画的な記事の書き方もあります。
こちらをご覧ください、
まとめ
以上、手動でつくるまとめページの大切さについて述べました。
🍏 手動で作るからこそ、順番やグループ化をコントロールできる
🍏 読者のユーザビリティを高めることができる
以上です。