YouTubeで、現在「作業用BGM]というコンテンツが流行っているのをご存知ですか仕事をしたり、執筆したりする時、BGMとして使ってくださいね、というコンセプトの動画です。
集中できるようにするためのBGM動画ですから、1時間程度のものが多いです。中には、「ライブ」という形式でえんえんと行っている動画もあります。
ライブの制限時間12時間まるまる行っているチャンネルもありますね。
また、集中できるようにするための思考を邪魔しない音楽、たとえば、ChillとかLo-Fiヒップホップだとかそのような静かで一定のリズムを刻むような音楽が多いです。
これらのチャンネルにはファンがおおいです。事実、僕もブログやKindle本を書くBGMとしてかなりお世話になっています。
作業用BGMの利点
この作業用BGMの利点は、仕事の背景でいつまでも聞いてくれるので、再生時間が伸びるということですね。
ときには眠る時に睡眠導入として聞いている人がそのまま寝落ちしてしまい、寝た後もえんえんと再生され続けるということもあります。
また、ライブの場合、同時接続している人同士がコメントしあい、そこにコミュニケーションが生まれてチャンネルのファンになってくれるということもあります。
そして、作成コスパはすごく安いのです。動画も使っている音楽もただでつくれます。
イラストレーターでなくても作曲家でなくても 短時間でそのコンテンツがつくれてしまうのです。
そうして作ったコンテンツがYouTubeに活かせる。そして、チャンネルを育てることにつながっていく。
なので、こうしてシニアアップデートの内容としてご紹介しています。
僕も少し前からし参入ました。
昨日は、19:30から23:30まで4時間YouTubeライブを行いました。
結果、4時間で140名の方が聞きに来てくれて、同時接続は瞬間風速ですが最多で14名。
二桁は初めてでした。常時5名は接続してくれていて、最終的に総再生時間9時間超えとなりました。
アーカイブで残していますので、よろしければご覧ください
「作業に集中できるCityPop SmoothJazz ~シニアアップデートChill Cafe」
今回は、この再生ライブをどのように行ったかについて、本当にざっくりではありますが解説します。
作業用ライブの背景動画をどうつくったか
YouTubeではどこか一箇所でも動いているのが望ましいみたいなので、静止画はほぼ使いません。
今回のライブの背景で流れる動画は、レンズフレアというカメラのレンズに光が反射して画像中に映り込む状況を擬似的に作り込む効果があるのですが、それがじわーっと動いていくような動画です。
この動画コンテンツの作り方です
ます、静止画は「Seaart」でつくりました。
無料で、毎日数十枚のイラストを作ることができます。
入力したプロンプトは「イヤホンをしたジブリ風のアニメ女性、机、読書、ジブリ風イラスト、シティポップ」だけですので簡単なもんです。
この静止画を動画編集ソフトに読み込んで、レンズフレア効果を加え、それを時間とともに動く12秒程度のアニメーション動画を作りました。
イラストは動きませんが、レンズフレアがじわっと行ったり来たりするだけです。
説明ではわかりにくいとおもいますので、実際に見てみてください。
「作業に集中できるCityPop SmoothJazz ~シニアアップデートChill Cafe」
フレアを行ったり来たりさせるために、
まず6秒の動画をつくり、
それを逆回転させた動画を後ろにくっつけて12秒としました。
これで往復運動ができ、12秒後にはレンズフレアがスタート地点に戻ります。
これをループ再生させれば延々とレンズフレアが行ったり来たりする動画になるわけです。
こうして、まず12秒の動画を作りました。
作業用ライブの音楽の作り方
音楽の用意の仕方はいろいろあります。
大きく分けると、
自作とAI生成、フリー音楽の3つになります。
僕はこれまで3回BGMライブをやっていて、1回目と2回目は自作、昨日の3回目で初めてAIを使いました。
Suno.AI
使ったAIは「Suno.AI」です。
YouTubeに投稿するなどの商用利用には月額10ドルのプランに入らないといけないので、1ヶ月だけ課金しました。
2500トークンもらえて1回の作曲で5トークンほどつかうので、一ヶ月に500曲ほど作れる計算になります。500曲ストックしておいてそれで背景BGMに使えるなら安いものです。
プロンプトには「citypop」とか「SmoothJazz」とか「Lo-Fi」とか「Chill」などの単語をあれこれ組み合わせて入れました。
これで、気に入ったChillな曲を、昨日の午後だけで10数曲作ることができました。
この中から4曲選び、音楽編集ソフトCubaseでつなぎあわせて一つの音楽にしました。
つなぎ合わせるだけなので、例えばiPhoneやiPadに最初から入っているガレージバンドなどのフリーのソフトでもできます。
こうして、動画と音楽の2つのコンテンツがそろいました。
OBSで配信
あとはYouTubeライブ用の配信ソフトOBSで配信します。
下はOBSの画面。動画と音楽をせっとしたところです(わからない場合はそのまま読み飛ばして)
背景動画と音楽を設定し、それぞれ「ループ再生」にチェックを入れます。
動画の設定
動画を選択して、「ループ」にチェックを入れます。
音楽の設定
同じく、音楽を選択して「ループ」にチェックをいれます。
これでOKです。
サムネールは、作った静止画を使ってCanvaで作成しました。
これがYouTubeのおすすめ欄に表示され、「CityPop」とか「SmoothJazz」などに目が止まった人はクリックして見てくれるでしょう。
こうして、あとは配信ボタンを押し、風呂に入って、YouTubeみて、ブログ書いて、4時間遊んでました。
作業用BGMのいいところは、延々と見てくれることですね。
OBSについてはここではとてもその使い方について解説する紙幅はありませんので、こちらを御覧ください。
YouTube側での設定と、OBSでの設定、それぞれのつなげ方など、私が学んでわかったことを解説しています。
これで、4時間でも12時間でもずっと動画を流し続けてくれるので、あとはねていてもいいし、コメントのやりとりをしてもいいですね。
ライブをやめた後も、動画として残り続けるので後からでも見てもらえます。
長く見られるよいコンテンツが生まれるということですね。
「今から始めてももう遅い」と思っている時点で、まだ十分早い
近頃、雨後の筍のようにYouTubeでこの作業用BGM動画が増えています。
インフルエンサーが作り方を紹介してから、参入する人が多くなりました。
なので、これがよいことはわかっていても、今から参入してももう遅いだろうと思ってしまうと思います。
しかし、シニアアップデートの考え方は違います。
「今更遅い」は参入し時(どき)
今更遅いのでは?と気づいた時点で、まだそのことを知らない人なんてたくさんいるのですから十分早い時点にいるのです。
現に僕がこの作業用BGMに参入した2ヶ月前「今から参入してもどうかな」と思いました。
でも、やってみたら遅くもなんともありません。現に、この記事読んで初めてそんなこと知った、という人もいるのではないでしょうか?その人達に比べると、僕はずいぶん早かったのです。
もし、これ読んで「あ、これ僕も知ってるよ」と思う方。あなたのような人は、まだまだ少数なんです。なので、ぜひやってみてください。
複雑なように見えますが、手数は多くはありません。
概念の理解に時間がかかるかもしれませんが
実際にやってみることによって、やっていることの意味がわかり、全体の概念もわかってくるのです。
自分でやってみる。
これが未来の自分を変えていきます。
それではまた!