ポリゴン・ネットワークでは,通貨としてMaticが用意されています。イーサリアム・ネットワークの通貨が「イーサ」であるのと同じですね。
ところがポリゴン・ネットワークでは「ポリゴン・イーサ」も使えるようになっています。
どちらもポリゴンネットワークで使えるのなら,いったいこれはどう違うのでしょうか。なぜMaticに一本化しないのでしょうか。
- ポリゴン・イーサとMaticはどう違うのか
- どっちを使ったらいいのか
- ポリゴン・イーサの手に入れ方
ポリゴン・イーサとMaticの違いを一言で
ポリゴン・イーサはポリゴンで使えるとはいっても元はイーサリアムの通貨「イーサ」。「Matic」はポリゴンの通貨そのものです。
ポリゴン・イーサは,イーサリアムのイーサをポリゴンネットワークにブリッジしたもので,ポリゴンネットワークで使えるようにしたものです。
ポリゴン・イーサとMaticは別のもので,一本化することはできません
ポリゴン・イーサとMatic どちらを使えばいいのか
ポリゴン・イーサは、あくまでもポリゴンネットワークで作られたNFTを取引するために作られたもの。
なので,イーサリアムのイーサ(ETH)を持っている人は、ポリゴンで取引するためにわざわざMaticを用意しておかなくてもいいのです。
ポリゴンでの取引が必要になったら、イーサをポリゴン・イーサにブリッジしさえすればポリゴンで使えるようになるからです。
そもそもMaticを用意するのは面倒なので、無理してそろえておく必要はないと言えます。
ポリゴン・イーサを手に入れるには
ポリゴン・イーサを手に入れさえすれば,ポリゴンネットワークでつくられたNFTを取引することができます。
ポリゴン・イーサを手に入れるのは難しくありません。イーサリアムのイーサを,ポリゴン・ネットワークに渡してポリゴン・イーサにする「ブリッジ」をしてやればいいのです。
詳しくは,下のページで解説していますのでそちらをご覧ください。
ポリゴンNFTをプレゼントする時かかるガス代をどうやって手に入れるのか
日本にはMaticを扱っている暗号資産取引所はない
仮想通貨を手に入れるには,コインチェックなどの暗号資産取引所で買うことになるのですが,Maticを扱っている暗号資産取引所は日本にはありません。
そこで,海外の暗号資産取引所を解説し,そちらに送金して買うという面倒な手続きをふまなければなりません。
しかし,そこまでしてMaticを手に入れなければならない人以外は,Maticを用意する必要はありません。
イーサリアムを持っているなら,ポリゴンネットワークで取引するためのポリゴン・イーサにブリッジすることができるからです。
少額なら,ポリゴン・イーサで取引をした場合のお釣りがMaticで支払われていたので,そういう手に入れ方をすることはできます。
まとめ
以上,3つの点について解説しました
- ポリゴン・イーサとMaticはどう違うのか
- どっちを使ったらいいのか
- ポリゴン・イーサの手に入れ方
ポリゴン・イーサは,あくまでイーサリアムのイーサをポリゴンで使えるようにブリッジして変換したもの。Maticはもともとのポリゴンの通貨。なので全くの別物です。
ポリゴン・ネットワークで取引するには,わざわざMaticを用意しなくてもポリゴン・イーサを使えばいいというわけです。
ポリゴン・イーサを手に入れるには,イーサをポリゴン・イーサにブリッジします。